FZ1-FAZERと巡る巡る

2015/11/14～11/15 新潟ツーリング

秋深まりめっきり寒くなってきたバイクシーズン後半。新潟までお泊まりツーリングに行ってきました。本当なら SAFTY PAL の輪を広げようの部～練習会～が開催される筈でしたが、生憎の雨で中止でした。そんな悪天候の中でも、CEOはツーリングしちゃいます。

14日(土) 8:30 に関越道高坂SA集合。終電続きだった私は、早く寝たら早く起きちゃう身体になっていて、4:30 には起床。二度寝したら起きられないと思い、そのまま準備して出発。当然、早く着くわけです。誰も居ないバイク駐輪場。待つこと１時間で、やっと皆さん集合。


朝飯食べて、次の集合場所(赤城SA)を確認してから出発です。この仲間では高速道路はフリーランが基本です。普段な各自がバラバラに好きなペースで走るものの、ガッツリ雨なので自ずとペースは皆んなで似たり寄ったり…(笑)
更に、赤城SAに着く手前から辺り一面真っ白になり全面濃霧です。ビーナスラインの記事を読んで頂いた方もいるかと思いますが、あれより少しマシな程度。でもここは高速道路。自然と速度も落ちます。


赤城SAからは、塩沢石打ICで降ります。トンネルを抜けて新潟に入ると霧はなくなり、その代わりに暴風が吹き荒れていました。台風かと思うくらいの暴風+小雨の中、最初に目指したのは『清津峡』というところです。軽いワインディングを登っていくのですが、山からの吹き下ろしで対向車線に飛び出しそうになる事もありました。駐車場に着いても、風でバイクが倒されそうなくらいです。荷物が飛ばされない様にしっかり確認して、いよいよ観光スタートです。入館料を払って、最初に600mほど進みます。途中、飽きない様に展示が幾つかあったのですが、それでもトンネルを600mも歩けば飽きますよね。







しかし、第１展望に着いて外を見ると、ちょっと圧巻な景色で、ここまでの距離を忘れさせてくれます。そこからは、約60mおきに展望があって、それぞれに少しずつ見える景色が違って、写真を撮りまくってしまいました。





清津峡は、最初土壌の隆起によってできた景観なのかと思いましたが、解説をよく読むと火山活動で流れた凄い厚さの溶岩が、地表から固まり、冷えて凝縮される時にひび割れてできたものらしいのです。それが、更に長い年月の中で侵食された結果、今の峡谷になったとの事でした。自然て雄大ですね。
ここも峡谷を風が抜けていくので、更に凄い風なわけです。風でフェンスの向こうに飛ばされたパンフレットが、下からの吹上で戻ってきました(汗)





景色も風も、自然の凄さを堪能したところで、お昼に向かいます。この日のお昼は、『雪国まいたけ』って聞いたことありますよね？あれは新潟なんです。っと言う事で、その物産館に隣接するお店で、噂のまいたけを頂きました。私が頼んだのは、折角なので一番人気であり看板メニューのキノコ汁(味噌味)です。唐揚げに見えるのは、鳥唐揚げと舞茸の塊の唐揚げです。右側に控えしは、シメジやエノキや舞茸など、これでもかって言うくらいのキノコ尽くしの味噌汁です。キノコ好きには堪らない逸品だと思います。







ランチを済ませた後は魚沼スカイラインを走り弥彦山などに寄る予定でしたが、悪天候で体力を奪われ、満場一致で兎に角ホテルに！(笑)
それでも日の落ちるのが早くなったもので、関越自動車道の塩沢石打SAで休憩してから北陸自動車道に入る頃には真っ暗に。その上雨も激しくなってブーツにもグローブにも浸水してくる始末。新潟亀田ICを降りたら、ホテルまではすぐなのに、そこが渋滞。何とかホテルにたどり着いたのが18時半。部屋に入り真っ先にするのは、着てるものを全部脱ぐ事でした。部屋着に着替えて一服したら温泉です。冬用の防寒して合羽を着ていたので、暑い上に雨でグチョグチョ。だから温泉が兎に角気持ち良いわけです。全身サッパリして湯に浸かって、やっとリラックス出来ました。

そうこうしてると集合時間の20時になり、みんなでロビーに集まりました。お待ち兼ねの飲んべぇタイムです。どこが良いか相談していると、ホテルでもらった案内にビール無料券なるものを発見。地元の魚と日本酒も豊富に取り揃えているとの事。これは行かにゃぁ〜なるまい！っと言う事で訪れたのがこちらのお店。

こう言うお店って、きっと旨い!!と言う期待を膨らませて暖簾を潜ると、いわゆる田舎の小料理屋な雰囲気で、永年地元客に愛されてきた感じが良くわかります、早速、無料券を５人分出して生ビールでスタート。













刺身の盛合せ、マグロの山かけ、そしてあの高級魚のど黒です。ナスの揚げ出し、串盛り、モツ煮に肉じゃがと共に、菊水の一番搾りや大好きな高千代を味わった後は、シメにメシです。佐渡ヶ島産のコシヒカリを使ったおにぎりなんですが、これがビックリな美味しさ。筋子、梅、イクラなどの具を選んぶ事ができます。店のおじさんに聞くと、去年新潟(本土)産のコシヒカリが不良で、そんな時に佐渡ヶ島産を試したところ大好評だったので、それ以来ずっと佐渡ヶ島産を使っているとか。近所で見かけたら、是非お試し下さい。


散々飲んで食べてホテルに帰ると、またも無料券が。何とレストランにて〆のラーメンが無料サービス中ですって。これまた無料の響きに弱い連中は、迷わずレストランに向かい、整理番号をもらって待つ事10分。あっさり味のラーメン登場です。無料と言うにはもったいないくらいの普通に旨いラーメンでした。もう、水も入らない程の満腹になって、やっとの思いで部屋に帰りました。普通なら、ここで直ぐにぐっすり…っと行きたいところですが、気付くと部屋にはグチョグチョのジャケットとグローブとブーツが。それぞれを浴室に干して、ブーツに向けてドライヤーをセット。何時間もかけて、両足のブーツを乾かします。テレビを見ながらウトウトするわけですが、明日この濡れたブーツを履く事を考えると、頑張って乾かすわけです。途中で、どうしても眠くなって、半乾きのブーツを残して、結局寝てしまいました。

さて、翌日の日曜。普段の習慣で６時には起きて、まずブーツを確認。やっぱり湿っぽい。仕方なく、またドライヤーをセット。そのまま朝食に。バイキングで結構品数も多くて、味もそれなりに満足出来るものでした。バイキングって、ついつい食べ過ぎるものなんです。取っている時には、食べられそうな気がするんですよね。すっかり食べ過ぎて部屋に戻って、逆の足のブーツにドライヤーをセット。テレビを見て、今日も天気に期待できないのにガッカリしながら荷造り開始。カーテンを開けると、目の前のビルの上層階は雲の中でした。

あちこちにいろんなものを干しているので、たった一泊なのに荷造りが面倒なほど散らかっているのです。９時にロビーに集合。チェックアウトして、いざ出発です。
いきなり雨の中を出発なので、『今日はもう帰るだけにしようか』みたいな空気の中、企画の先輩は素敵なワイナリーに連れて行ってくれました。ぶどう畑の中を抜けると、ワインショップ・カフェレストラン・ワイナリー(工場)・宿泊施設までが、ひとつの小さな村みたいに配置されています。

ここで白ワインのお土産をゲット。樽で熟成させたほんのり甘みのある白を買ってきたのですが、もう一つは、あえて樽熟成をさせず瓶の中で熟成させる事で、ぶどう本来の味を出したものの様でした。こっちも機会があったら試してみたいと思います。赤は、シャルドネとメルローがあって、こっちも美味しそうでしたよ。





試飲も出来ないワイナリーにすっかり長居した後は、もうお昼に向かいます。越後七浦シーサイドラインを西に向かって、日本海を眺めながらのツーリングは気持ち良かったです。その代わり、バイクは気付くと砂浜を走ったのか？ってくらいシオシオです。帰ったらケルヒャーで洗ってあげないと…（≧∇≦）
この日のお昼は、待ちに待った蟹です。北陸ですから寺泊でズワイガニ！どうですか？この軒を並べる蟹のお店。道の反対側にかなり大きな駐車場があって、そこにドンドン観光バスが到着してきます。これを見越して早めのお昼なんですが、それでも凄い数の人出でしたよ。たまたま見つけたお店にサッサと入って、思い思いの蟹メニューを注文します。蟹丼、蟹イクラ丼、蟹シャケイクラ丼、そして極めつけの蟹ラーメンです。ラーメン丼ぶりの上にド迫力でズワイガニが乗ってます。私は、蟹イクラ丼にしたのですが、蟹ラーメンを頼んだ人は、兎に角ラーメンに辿り着かない。蟹と格闘してる間に、麺はどんどん伸びちゃいます。とは言え、お店側も想定内だったのか硬めに茹で上がっていて、蟹との格闘が終わってからでも美味しく頂けたみたいです。



















寺泊の幸、蟹を満喫したところで、お店の隣には地酒の看板が…。新潟と言えば、やっぱり日本酒ですよね。まだ、お土産の日本酒を調達していない私は、当然買い出しに走るわけです。何年か前に、柏崎に常駐して仕事をしていた事があります。柏崎駅は、中央にでっかく『越乃誉』と書かれてあって、右下に小さく『柏崎駅』と書かれてあります。むしろ越乃誉駅なんじゃないか？っと思った記憶があります。そんなわけで、思い出の原酒造さんの越乃誉をゲット。中越沖地震の時には、壊滅的な被害を受けて、一時出荷停止になった事もありました。復活出来て、本当に良かったです。

さぁ〜、蟹喰って日本酒ゲットしたら、もう目的達成です。食事中にスコールみたいな豪雨が降ったのですが、食べ終わってお土産買っている内に、すっかり日差しも出てきたところで、帰路に着きます。長岡ICまで下道で移動し、関越自動車道で一気に高坂SAまで戻ります。っが、雨で疲れ、はしゃいで疲れ、その上高速の単調な道の連続なので、バイクでも眠くなりますよ。塩沢石打SAで集合するも、基本的にフリーランとなるこの仲間では、気を失いそうになる度に各自の判断で近くのPAやSAに立ち寄り休憩を取ります。

途中で抜きつ抜かれつするので、だいたいみんながどこを走っているのかわかりつつ、高坂SAに到着すると夕陽が沈みかけていました。全員集合すると、もう真っ暗です。ここまでの疲れもあって、ちょっとダラダラしつつ、ここで解散となりました。そこから私は圏央道を通って一気に帰宅です。
2日間にわたる雨の中のお泊まりツーリングでしたが、全行程で780kmでした。タイヤ交換して、皮剥きした後のツーリングだったので、雨による怖さもなくて、楽しい２日間でした。やっぱり、バイクで行っても飲めるって良いですね。また機会があれば、お泊まりツーリングに行ってみたいと思います。